NHKあさイチの番組で「浜松驚きの絶景! あの名曲を」が放送されました。
浜松と言えばホンダやスズキ、またヤマハやワカイを生んだ工業都市としてのイメージが強いですが近年では「音楽の街」としても知られるようになり、3年に一度開かれる浜松国際ピアノコンクールは楽しみの一つとなりました。
番組ではゲストに作曲家でピアニストの村松崇継さんが出演されていました。
NHK連続テレビ小説『天花』の音楽を担当したり、映画やドラマの音楽以外にもアーティストへ楽曲を提供したりと、とても有名な方なのに知りませんでした。この様な方が浜松から出るなんて流石「音楽の街」ですよね?
番組の中で紹介された浜松の絶景スポットに「わぁ、こんな素敵な所があるんだ」と大感激!
海の幸、山の幸にも恵まれたそんな浜松の魅力を紹介したいと思います。
NHKあさイチでも紹介された「驚きの絶景スポット」4か所
浜名湖の夕日
昼間しか見たことが無い弁天島の赤い大鳥居。その大鳥居の真ん中を夕日が沈んでいく様子は本当に幻想的で圧巻です。
でも、この景色は冬至の前後一か月しか見られないんだそうです。
真ん中じゃなくても浜名湖に夕日が沈んでいく様はとても美しいですね。夕方ぜひ訪れてみたいものです。
また、浜名湖は遠浅で干満の差があるので湖の真ん中に立つことができます。
「深いはずの湖の真ん中に立っている」写真を撮るとインスタ映えすること間違い無しですね。
予約が必要ですけどそういったツアーもあります。
そして浜名湖と言えば何といっても潮干狩りですね。遠浅なので小さなお子さんでも楽しめます。
シーズンは4月ごろから8月ごろまでですが、毎年親子連れで賑わっていますが、近年アサリが激減していて去年に続き今年も中止だそうです。
でも地元の人しか知らない無料の穴場もありますから、小粒ですが採れますよ。
花桃の里
天竜区にある道の駅・天竜相津「花桃の里」には500本もの花桃があります。
3月中旬から咲き始めて4月の上旬頃には散ってしまうので桜と同じ様に見ごろは短いです。
満開になると相津の里を染めあげてその美しさは圧巻だそうです。
こんな素敵な場所があるなんて知りませんでした。コロナが収束したら絶対に行ってみたい場所の一つとなりました。
毎年そのころには「花桃祭りも」開催しているそうですよ。
近くには旧国鉄佐久間線跡のトンネルを活かしたワインセラーがあって全国各地のワイン・ファンからワインボトルを預かっているのだそうです。勿論世界中の色々なワインも売ってるそうですよ。
ワイン好きの方は是非お土産に勝っていかれてはどうでしょうか?
周辺には日本有数の天竜杉の美林があり、全国に800社ある秋葉神社の総本山に、くんま水車の里などがあり花桃の季節以外にも四季を通じて楽しめます。
竜ヶ岩洞
竜ヶ岩洞は、およそ2億5千万年前の地層の石灰岩地帯に形成された総延長1000メートルもある東海地方最大級の鍾乳洞です。その内の400メートルが一般公開されています。
繊細な鍾乳石に彩られた「鳳凰の間」や「シャンデリアの間」など見所がいっぱいありますが、中でも落差30メートルの地底の大滝は本当に圧巻です。
私が行った時はまだありませんでしたが、ホタルの光に見立てたLEDを設置したイルミネーションが見られるそうですよ。イルミネーションと言えば夜ですが、洞窟の中ですから昼間から楽しめるそうです。これもまた幻想的で素敵ですね。
中田島砂丘
日本三大砂丘の一つともいわれる中田島砂丘は東西4Km、南北600mあります。遠州灘から吹く強い風によって芸術的な「風紋」が生み出されます。
また、毎年春から夏にかけてアカウミガメが産卵のために上陸することでも有名です。
ただ残念ながら1965年に天竜川に作られた佐久間ダムのため砂が運ばれなくなり、年々波に浸食され砂丘が削られています。驚くべきことにこの43年間で海岸線が約200mも後退しているそうです。
私が子供の頃は砂山をいくつも超えないと海に辿り着けなかった記憶があるのですが、それこそ砂漠の様でしたが、今ではすぐ海が見えます。
浜松の特産品
うなぎ
浜松と言えば“うなぎ“が有名ですが、実は日本一の生産量を誇っているのは浜松ではなく今は愛知県・一色町です。
シラスウナギの不良が原因で生産量こそ他県に奪われてしまいましたが、浜名湖はうなぎ養殖の発祥の地でもあります。浜名湖で生まれた養殖技術がお手本になっているのです。台湾や中国にも技術指導に行っているそうで、養鰻技術は世界標準と言っても過言ではありません。
遠州織物
浜松市と周辺の遠州地域は、伝統ある織物の産地であることは意外と知られていません。遠州地域でつくられる織物のことを総称して「遠州織物」と呼ばれていますが、決まった織り方や生地があるわけではありません。
歴史は古く江戸中期の1700年代からで有数の綿花の産地として知られるようになりました。
国内トップクラスの高い技術によって生み出される生地は高品質で柔らかくて滑らかな肌触りと耐久性が特徴だそうです。今や世界から注目され、多くの海外有名ブランドの生地に使われているそうです。恥ずかしながら全く知りませんでした。
楽器
ヤマハやカワイ、ローランドといった世界に名だたる楽器メーカーがあります。
ピアノはヤマハが世界シェア1位、河合楽器が2位で国内のものはほとんど浜松周辺で生産されています。
ショパン国際ピアノコンクールを初めとする世界各地の国際ピアノコンクールにはヤマハやカワイのピアノが採用されています。
そして近年は製造だけではなく「音楽の街」としても知名度が高くなってきました。
3年に1度開催されている浜松国際ピアノコンクールは世界の国際ピアノコンクールの中の10指に入るほど今や世界的にも有名な国際ピアノコンクールとなりました。
浜松で優勝した人はショパン国際ピアノコンクールで優勝するとまで言われているとか、いないとか・・・。
実際第7回の2009年に優勝した韓国のチョ・ソンジンは2015年のショパン国際ピアノコンクールで優勝しています。
他にもファイナルまで残れなかったのですが、實川風さんはロンティボー国際音楽コンクールで1位無しの3位に入賞されています。
この様に浜松の国際ピアノコンクールで優勝や入賞された方は世界中で活躍されています。
まとめ
浜松はその他にも美味しい特産品がたくさんあります。
三ケ日みかんや、B級グルメとして年間消費量1位、2位を宇都宮と競い合っている餃子。遠州灘で捕れるとらふぐなどなど、まだまだ美味しいものが一杯あります。
浜松は東海道の真ん中、新幹線も止まり都会でもなく、田舎でもなく、海もあり山もあり本当に自然の恵みに溢れた住みやすい街です。