遠赤外線ヒーターを徹底比較!電気代や暖かさ、選び方のポイント

お役立ち情報

ヒーターにはいろんな種類がありますが、遠赤外線ヒーターは体を芯から温める
とわています。
しかし他のヒーターでは芯から温まらないのでしょうか?
暖かさにどんな違いがあるのでしょうか?
また他のヒーターと比べて電気代は高いのでしょうか?
等々疑問に思いませんか?

そこで今回は遠赤外線ヒーターに焦点を当て、冬を快適に過ごすために電気代や効果、
種類ごとの特徴を詳しく解説します。

暖房選びで気になるメリットやデメリットもカバーし、最適な遠赤外線ヒーターの選び方を紹介します。

遠赤外線ヒーターとは?

「遠赤外線暖房器具は身体の芯まで暖まる」とよく言われますが、実際に遠赤外線そのものが身体の奥深くまで届くわけではありません。
遠赤外線は、特に皮膚の分子の振動の周波数に合っているため、身体の表面で効率よく吸収されます。その結果、皮膚の浅い層でほとんどが熱に変わります。
この熱が、体表面近くの毛細血管を流れる血液などを通じて身体の内部へ効率的に伝わり、表面だけでなく体の奥まで暖かさを感じられるのです。

遠赤外線ヒーターの特徴を知る

遠赤外線ヒーターは、赤外線の一種である遠赤外線を利用し、対象物を直接暖める暖房器具です。
この方式は空気を介さず、物体そのものを暖めるため、効率的に部屋を暖かくすることができます。

一般的なヒーターと異なり、暖房による乾燥を軽減できるのも大きな特徴です。
そのため、肌や喉が乾燥しやすい方や、ペットがいる家庭にも適しています。

また、暖まり方には「速暖性」と「持続性」があり、特に遠赤外線は芯から体を暖める力に優れていると言われます。
速暖性が求められる場合はカーボンヒーター、じっくり暖まりたいならパネルヒーターなど、目的に応じて種類を選ぶことがポイントです。

遠赤外線ヒーターを選ぶ際には、デザイン性や安全機能、メンテナンスのしやすさも重要です。
たとえば、タイマー機能や転倒時オフ機能を備えた製品なら、小さな子どもや高齢者がいる家庭でも安心して使用できます。購入前には、使用目的や設置場所に合ったモデルをじっくり検討しましょう。

他の暖房器具との暖かさの違いを比較

遠赤外線ヒーターの「暖かさ」とは、単に空間を暖めるだけではなく、体の芯までじんわりと温める感覚を指します。これは遠赤外線の特性により、人体の水分や物質に吸収されやすい波長を持つためです。
その結果、通常の対流型ヒーターよりも効率的で心地よい暖かさが得られます。

種類による暖まり方の違いも重要です。
カーボンヒーターは速暖性に優れ、スイッチを入れてすぐに効果を感じられる一方で、広範囲の暖房には不向きです。
一方、遠赤外線パネルヒーターは、ゆっくりと部屋全体を暖めるので、長時間の使用に向いています。
使用目的や部屋の大きさによって選ぶことで、より快適な暖房が可能になります。

また、体感温度を上げるには、ヒーターの配置や使い方も工夫が必要です。窓際や寒気の入りやすい場所に設置することで、熱効率を高めることができます。
最適な位置を見つけることが、暖かさを最大限に引き出すポイントです。

遠赤外線がもたらす体が芯から温まる効果

①血行促進
人間の体内には多くの水分子が含まれています。
水分子には互いに結びつき、集合体を作ろうとする性質があり、これが血液や
リンパの流れに影響を与えることがあります。

遠赤外線は、この水分子同士の結合を抑える作用を持っています。
その結果、血液やリンパの流れがスムーズになり、血行が促進されるのです。

②老廃物の抽出
遠赤外線には血行を促進し、老廃物の排出を助ける効果があります。

遠赤外線は水分子が小さく保たれるため、老廃物が体外に排出されやすくなります。

老廃物が体内に溜まると、むくみや疲労の原因にもなります。
体内の老廃物をしっかりと排出し、デトックスすることは健康維持にとって重要です。

③代謝の改善
遠赤外線には、毛細血管を拡張させる作用があり、体を温めて全身の血流を良くする
効果があります。
血流が良くなれば、新陳代謝が向上します。

代謝が低下すると、太りやすくなったり、疲れやすくなったりする原因になることが
あります。
また、代謝の悪さは便秘や冷え性といった不調にもつながります。

代謝を改善することで、健康的な体になり、さまざまな体の不調を解消することに
繋がります。

遠赤外線ヒーターのメリット・デメリット

遠赤外線ヒーターにもそれぞれメリットもあればデメリットもあります。
どのようなものがあるか見ていきましょう。

 遠赤外線ヒーターのメリット

  1. 即暖性が高い
    遠赤外線最大のメリットは即断性に優れていること。スイッチを入れるとすぐに
    暖かくなります。冷えた部屋でもすぐに暖が取れるのが特徴です。
  2. 電気代が比較的安い
    遠赤外線ヒーターはエネルギー効率が高く、一般的な電気ストーブやエアコンと比べると電気代を安く抑えられます。
  3. 乾燥しにくい
    空気を直接温めるのではなく、物や体に熱を伝える仕組みのため、エアコンの
    ように空気が乾燥しにくい点が魅力です。
  4. 静音性
    遠赤外線ヒーターは音を出さずに運転するため、静かな環境を保つことができます。
  5. 健康効果
    遠赤外線は血行を促進する効果があり、冷え性の改善やリラックス効果を得られる
    と言われています。

 遠赤外線ヒーターのデメリット

  1. 広範囲の暖房には不向き
    遠赤外線は放射熱が直接届く範囲が限定されるため、大きな部屋全体を暖める
    ことはできません。
  2. 安全性に注意が必要
    高温になるため、直接触れると火傷の恐れがあります特に小さな子供やペットがいる家庭では注意が必要です。
  3. 設置場所に制約がある
    遠赤外線は直線的に伝わるため、ヒーターの前に障害物があると効果が薄れます。
    設置場所を工夫しましょう。
  4. 購入価格がやや高い
    遠赤外線ヒーターは他のヒーターと比べて初期コストが高めの場合があります。
    ただし、長期的にはランニングコストの低さで補えることもあります。

 使用上の注意点

  1. 設置場所の確認
    放射熱を効率的に利用するため、障害物がない場所に置いてください。
    壁や家具と少し離して火災のリスクを防ぎましょう。
  2. 適切な温度管理
    長時間使用すると過熱する可能性があるため、適度に温度を調整し、必要に応じて
    タイマー機能を活用しすると良いでしょう。
  3. 定期的なメンテナンス
    長期間使用しているとホコリがたまることがあります。安全に使うために定期的に
    お掃除しましょう。
  4. 使用中の安全管理
    使用中は周囲に燃えやすいものを置かないようにし、子供やペットが直接触れない
    よう見守りましょう。
  5. 換気の確保
    電気式であっても、閉め切った部屋で長時間使用すれば空気がよどみますので
    定期的に換気を行うことをおすすめします。

遠赤外線ヒーターは、適切に使えば効率的で快適な暖房が得られます。
注意点を守りながら安全に活用しましょう!

遠赤外線ヒーターの種類別電気代の比較

遠赤外線ヒーターは種類や消費電力によってそれぞれ電気代は

異なります。
種類別の電気代や節約方法など見ていきましょう。

遠赤外線ヒーターの消費電力と電気代

遠赤外線ヒーターの種類(消費電力) 1時間あたりの電気代 1日あたり(10時間使用時)の電気代 1か月あたりの電気代
カーボンヒーター
(500~1,000W)
約15.5~31円 約155~310円 約4,650~9,300円
パネルヒーター
(500~1,200W)
約15.5~37.2円 約155~372円 約4,650~1万1,160円
ハロゲンヒーター
(800~1,200W)
約24.8~37.2円 約248~372円 約7,440~1万1,160円
シーズヒーター
(200~800W)
約6.2~24.8円 約62~248円 約1,860~7,440円
グラファイトヒーター
(250~900W)
約7.75~27.9円 約77.5~279円 約2,325~8,370円

電気代を節約する方法

1.他の暖房器具と併用する
広い空間で遠赤外線ヒーターを使う場合、電気代を抑えつつ部屋全体を暖めるためには
エアコンとの併用がおすすめです。

エアコンで部屋全体を暖めながら、遠赤外線ヒーターを使って足元や手元を重点的に
暖めます。
遠赤外線ヒーターは短時間で暖かさを感じられるいため、部屋が暖まるまではエアコン
と一緒に使って、十分に暖まったらエアコンに切り替えることで効率よく暖房を利用
できるでしょう。

2.省エネ機能のある商品を選ぶ
例えば人感センサー付きの遠赤外線ヒーターなら、ヒーターから人が離れると自動で電源が切れ、余計な電力がかかりません。

また、出力の設定を細かく調整できる遠赤外線ヒーターなら環境に合わせて出力をコントロールして、余分な電力を使わずに節電につながるでしょう。

3.設定温度を低めにする
暖房の設定温度を20℃ぐらいにして、電力を節約しましょう。設定温度を高くすると
電気代も高くなってしまいます。

その他にも寒さ対策として断熱カーテンや断熱ボードなどで部屋の断熱性を高める
工夫をしましょう。

他の暖房器具との電気代比較

暖房機の種類
(消費電力)
1時間あたりの
電気代
1日あたり(10時間使用)の
電気代
1か月あたりの電気代
カーボンヒーター
(500~1,000W)
約15.5~31円 約155~310円 約4,650~9,300円
パネルヒーター
(500~1,200W)
約15.5~37.2円 約155~372円 約4,650~1万1,160円
ハロゲンヒーター
(800~1,200W)
約24.8~37.2円 約248~372円 約7,440~1万1,160円
シーズヒーター
(200~800W)
約6.2~24.8円 約62~248円 約1,860~7,440円
グラファイトヒータ
(250~900W)
約7.75~27.9円 約77.5~279円 約2,325~8,370円
エアコン(450W) 約13.95円 約139.5円 約4,185円
こたつ(300W) 約9.3円 約93円 約2,790円
石油ファンヒーター
(49~82W)※
約29.55~30.93円 約295.48~309.31円 約8,864.37~9,279.27円

※石油ファンヒーターは石油代も含まれています。

遠赤外線ヒーターの選び方

遠赤外線ヒーターは種類によって消費電力が異なりますし、置く

場所によってもそこに適したものを選ばなければなりません。
それでは遠赤外線ヒーターの種類とその特徴について見ていき

ましょう。

遠赤外線ヒーターの種類と特徴

先ずは遠赤外線ヒーターの種類と特徴を知ろう!

・カーボンヒーター
カーボンヒーターは、炭素繊維に電気を流して暖めます。広い空間全体を暖めるのには不向きですが、足元などをピンポイントで温めるのにはおすすめです。
本体価格も手頃なものが多くなっています。

・パネルヒーター
家庭で使われる小型のパネルヒーターは、パネルで覆われた本体内部の電熱線から熱を放熱し、その輻射熱によって暖めます。暖まるまでが早いのが特徴で、足元などを集中して温めるのに向いています。

・ハロゲンヒーター
ハロゲンヒーターは、本体内にあるハロゲンランプから遠赤外線が放出され、その輻射熱によって部屋を暖めます。本体価格が手頃なので気軽に導入できますが、ハロゲンランプは高温になるため、やけどや火災には十分注意してつかう必要があります

・シーズヒーター
シーズヒーターは金属管(シース)の中に通されたコイル状のニクロム線から発する熱で暖める暖房器具で、遠赤外線の放射量が多く暖房能力に優れている一方、他のタイプと比べて立ち上がりが遅く、暖まるまでには少し時間がかかります。

・グラファイトヒーター
グラファイトヒーターは、グラファイトという炭素繊維を発熱体にしたヒーターです。
カーボンヒーターよりも遠赤外線の放射量が多く、立ち上がりも早いため効率良く暖められます。

使用場所に適した選び方

・リビングなど広い場所で使う場合:
大きめのサイズで暖房能力の高いグラファイトヒーターやシーズヒーターがお薦め。

・キッチンの使う場合:
スリムで多少水がかかっても大丈夫なシーズヒーターなどが良いでしょう。

・トイレや脱衣場などで使う場合:
コンパクトで短時間でピンポイントで暖かくなるカーボンヒーターなどが良いでしょう。
持ち運びが便利な軽いものを選ぶと良いですね。

遠赤外線ヒーターの人気商品10選

  1. アラジン グラファイトヒーター CAH-2G10F
    速暖性に優れたグラファイトヒーター。スリムなデザインと高い暖房効率が魅力
  2. 山善 カーボンヒーター DC-SX12
    消費電力が抑えられ、速暖性とデザイン性を両立。狭い空間に最適
  3. トヨトミ 遠赤外線電気ヒーター EWH-CS100N
    広範囲の暖房に向いていて、スタイリッシュなデザインが人気
  4. コイズミ 遠赤外線タワーヒーター KKS-0670/W
    タワー型で場所を取らず、デスクやリビングで活躍
  5. アイリスオーヤマ CH-128R2
    転倒防止機能付きで、安全性を重視したデザイン。価格もリーズナブル
  6. デロンギ HXJ60L12
    温風タイプで部屋全体を暖める遠赤外線ヒーター。タイマー機能が便利
  7. ROSCO 遠赤外線パネルヒーター PH-6500
    部屋のインテリアに馴染むデザインと広い暖房範囲が特徴
  8. ダイキン ERFT11VS
    ユニークな暖房技術で省エネ効果が高く、長時間使用に向く
  9. ZENKEN 超薄型ヒーター アーバンホット
    超薄型設計でデスク下など狭いスペースでも快適に使用可能
  10. パナソニック DS-FKX1205-C
    省エネ性能に優れたコンパクトモデル。小型でも強力な暖房効果を提供

これらのモデルは速暖性、デザイン、安全機能、コストパフォーマンスなど、さまざまな特徴を持っています。使用環境や予算に応じて、最適なヒーターを選ぶことができます。

まとめ

ここまで、遠赤外線ヒーターのメリットやデメリット、電気代の目安、おすすめ商品ランキングについて詳しくご紹介してきました。
遠赤外線ヒーターは、暖かさがしっかり感じられるだけでなく、音もしないし風も出ず
体に優しいという特徴が魅力的です。

電気代が気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、他の暖房器具と併用したり、
エコモードを活用することで、電気代を抑える工夫ができることがわかりました。
冷えた部屋を短時間で効率よく暖めることができるため、冬場には頼りになる
存在ですね。

ぜひ、自分にぴったりの遠赤外線ヒーターを選んで、快適で暖かい冬をお過ごしください!

 

 

 

 

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