三日坊主よ、さようなら 4つ習慣を変えて自己改革する方法

自己啓発

・今年こそ、運動しよう…
・今年こそ、早起きをしよう…
・今年こそ、夜更かしを辞めよう…
・今年こそ、ダイエットしよう…
・今年こそ、甘いものをやめよう…

そう思って、新しいことに取り組み始めたけれど、結局3日もすればやる気も失せ、いつもどおりの生活に逆戻り。いわゆる三日坊主で終わってしまう私。
私と似たような経験をお持ちの人は多いのではないでしょうか?
習慣を変えることによって三日坊主から卒業し、自分を変える方法を伝授します。

マイナスの習慣を変える4つの方法

マイナスの習慣とは何かということですが、例えば、喫煙(やめたい人にとってのみマイナス)、暴飲暴食、不規則な生活、栄養の偏った食生活、浪費、片付けられないなど、人生全般な習慣を指します。

そして、こうしたマイナスの習慣を持ち続けた結果、病気、体調不良、過食や拒食、借金、自己管理ができない、失敗や挫折など、悔しい思い、悲しい思いを経験した方も多いと思います。

「習慣は変えられない」「習慣を変えるのは難しい」とお感じの方も多いのですが、実は習慣は変えられます。
そのために今から使える効果的な方法をご紹介します。

① 紙に書き出す
紙に書くことは習慣を変える第一歩です。試しにやってみると、頭や心が整理され、気持ちや行動が変わり始めます。

まずは紙とペンを用意して、紙の左半分に現状、右半分に願望を書きます。
この時のポイントは思うがままに書いていくことです。そして願望を書くときは、実現できるかどうかに関係なく、欲しい結果をわがままに書いていきます。

こうすることで現状を認識でき、危機感を感じ、悔しさなどの感情に気づくことができます。また、願望を書くことで本当はどんな状況を望んでいて、何が欲しいのか、
どういう気持ちで日々を過ごしたいかが見えてきます。このように、現状と願望を同時に見るこで、
・本当はどうなりたいかに気づくことができる
・真剣に習慣を変えようと決意ができる
・習慣を変えるためにできることから行動を開始することができる

このように紙に書き出すという行動が、意識(気持ち)を変え、意識(気持ち)が変わることで行動が変化し、行動が変化することで習慣が変わっていくのです。

整理すると以下になります。
・「現在の状態」と「願望」
・「変えたいマイナスの習慣」と「新しく身につけたいプラスの習慣」
・「今のままだとどうなるか」と「習慣を変えるとどうなるか」

こうして、頭や心の中を書き出して形にすることで、あなたの心の中を知ることができます。そして心の中を知ることで、あなたの感情が動き出し、感情が動くことで小さくても新しい行動が生まれ、新しい行動を繰り返すことで習慣になります。

これが習慣を変えるための第一歩になります。自分の頭と心を整理して知ることの効果は、脳科学や心理学でも言われていることです。

② まずは1つ、やらない行動を決める
やらない行動を決めるだけで習慣が変わり始めます。もしも変えたいマイナスの習慣がいくつかあるとしても、まずは1つだけ、小さくてもいいのでやらない行動を決めましょう。

例えば、毎晩食べていた9時過ぎのお菓子をやめると決めました。その結果、お菓子をやめただけで、毎日感じていた体のだるさが軽減され、健康になり体重も減りダイエットできます。

上記の例のように、休憩を取るようにしたり、お菓子をやめるというと、そんなささいなことと思うかもしれませんが、そんなささいなことが、あなたの習慣を変える第一歩になります。

整理すると以下になります。
・まずは1つやらない行動を決める
・その行動が本当に必要だったのかを振り返る
・やらない行動の代わりにどんな行動を取りたいかを決める

最初のうちは、やらないと決めてもやってしまうことが多いと思います。しかしそれでも大丈夫です。だんだんと意識するようになっていきます。そうやって意識することで行動が変わり始め、行動の積み重ねから習慣になり、習慣があなたの人生を変えていきます。そして気づけば、10回のうち1回、3回、5回、10回とやらない確率が高まっていきます。

このように、やらないことを決める方法は馴染みが薄いと思いますが、あなたの想像以上にシンプルで効果があります。基本的にはじわりじわりと効果を発揮しますが、この方法がもたらす成果はすごく大きいです。

③ 1日5分、習慣を変えた自分をイメージする
マイナスの習慣を変えるために、1日5分、イメージしてみましょう。イメージを鮮明にする。ただそれだけですが、あなたの習慣を変える力を十分に持っています。

この行動は一流のアスリートも使っている方法で、脳科学や心理学でも効果があると言われています。

例えば、野球のイチロー選手を例に挙げると、小学校の卒業文集に、「将来はプロ野球選手になる」と書いているのは有名な話です。
これは、すでに小学生の時からプロ野球選手として活躍している自分をイメージしていたということです。

そしてイメージすることで意識が変わり、意識が変わることでプロ野球選手になるために必要な練習や行動を取り、練習や行動を繰り返すことで習慣になっていきます。その結果、プロ野球選手になる前から、プロ野球選手にふさわしい習慣を身につけていたと言えます。

整理すると以下になります。
・新しい行動を行っている自分をイメージ
・新しい行動を身につけた自分をイメージ

これらをできるだけ具体的に、鮮明にイメージすることで習慣を変えることができます。イメージの力は人を突き動かす原動力になり、1日5分行うことで習慣を変えることができる楽しい方法です。

④ 小さい成功(行動)を積み重ねる
小さい成功(行動)を積み重ねることで、あなたの脳を「私は望んだことは成功できる」という状態へセッティングすることで、あなたの習慣を変えることができます。

例えば完全に自信を失い、マイナスの思考から抜け出せなくなってしまった人がいるとします。この時の心情は「自分は何をやってもうまくいかない」。つまり自分の脳を「私が望むことは実現しない」、「私は頑張っても(行動しても)結果が出ない」という状態へセッティングしている状態です。

実はこの状態、結果が伴わない経験が続いたり、たった一度の強烈な失敗体験により生み出されます。この状態に陥ると結果の出ない悪循環に陥ることは、脳科学だけでなく心理学でも言われています。

しかし、意識的に「小さい成功(行動)を積み重ねる」ことで、だんだんと「私が望んだことは実現する」という脳の状態へセッティングし直すことによって、その結果マイナスの思考から抜け出し、「自分は行動すれば結果を出すことができる」という自信を持つことができます。さらに行動が変わることで習慣も変わり、成功へと導くことができるのです。

整理すると以下になります。※この方法は手順としてご紹介します。
①絶対にできることをやると決め、行動を起こす
②行動できたこと(小さな成功)を喜ぶ
③1番、2番を繰り返す
④少しだけできることの難易度を高めて、1~3番を繰り返す
⑤4番を繰り返す

「行動すると決めて達成する」を繰り返すうちに、脳は「行動すると達成できる」とセッティングされ、さらに繰り返すことで「決めたことは達成できる」という状態になります。

つまり、小さな成功(行動)を積み重ねることで、「私は望んだことは達成できる」と思うようになるのです。

簡単に行うことのできる内容ですが、継続的に行うことで絶大な効果を発揮することができます。

習慣化できない人も習慣化している

何か始めようとして三日坊主で終わってしまうのは、行動力が無いというよりも「習慣力」といったほうが正しいかも知れません。なぜなら一応行動は起こしているのだから。ただ問題は「続かない」ということです。

継続するには習慣化するのが一番ですが、それには意思の強さが必要です。けれどもそれが出来ない。
じゃあ習慣化なんて無理じゃないかと思うかもしれませんが、しかしそれは間違いです。なぜならば、あなたや私が毎日やっていることの90%は習慣だからです。あなたの行動は習慣でできているのです。

考えて見てください。朝起きること、朝起きてご飯を食べること、歯を磨くこと、仕事に行くこと、職場についてパソコンの電源をいれること、これらすべてが習慣なのです。
わかりますか?これが習慣化のパワーです。あなたは自分の行動のほとんどが習慣と気付かずにしていたのです。
つまり、「一切の意識や努力、意思の力がなくとも、行動を続けられている」これこそが習慣化の力なのです。
習慣化はいくらでもできます。ただ、新しい習慣に関してはコツがいる、というだけなのです。

性格ではなく行動を変える

自分を変えたいと悩む人がやってしまう大きな間違い、それは性格を変えようとしてしまうことです。内向的な人が外向的になりたいと悩んだりすることは多いですよね。しかし性格は変えられません。

性格は変えられませんが行動を変えることはできます。まずは、自分ひとりでできることから始めてみましょう。

例えば早起きが苦手な人は朝10分だけ早起きしてみる。
土日はいつも家でゴロゴロしていたのを、まずは10分だけ外を散歩してみる。
など小さなことから始めてみよう。
とにかく、はじめの一歩は小さく小さくすることが、続けるコツです。
そうして、ひとりで変えられる行動を増やしていき、その後だんだんと人と一緒の行動も変えていくのです。

時間配分を変える

これは、「行動を変える」の一つです。今までダラダラとテレビを見ていた人が、その時間を英語の勉強に変えるとか、朝寝坊をしていた時間をお弁当作りに使ってみるとか、これだけでも人生、ガラリと変わります。

今までだらけていた時間を10分でも20分でも身体を鍛えることに使ったら、本当に半年後は別人になれることでしょう。

ヒンズー教の教えの中にこの様な教えがあるそうです。

心が変われば態度が変わる
態度が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
運命が変われば人生が変わる

言い換えると、心を変える → 思考を変える「心で考えることを変える」ということです。
つまり「自分の見方を変える」ということなのです。

まずは、自分の見方を変えていきましょう!それだけに集中するだけでも、どんどん自分は変わっていきます。

自分を変えたくてたくさんの自己啓発本や心理学書を読み漁っても結局は実践しなければ、行動しなければ何にもなりません。自分を変えることはできません。

一番いけないのは、名言だけ書いてある本を読むこと。名言を読んで、「なるほど」と感心し、なんだか癒やされた気分で安心し、でも全然自分は変わらない、なんてことにもなりますよね。

ヒンズー教の名言は、ただの名言ではありません。「何をすれば自分を変えることができるか」が明確に書かれている名言、というより的確なアドバイスなです。

自分を変えること、それは習慣を変えること、とも言い換えることができるでしょう。
朝寝坊が習慣化していた人が、早起き習慣を身につけて、資格取得の勉強を始める。小さなことですが、自分を変えたことになります。

私自身、朝ちょっと早く起きてラジオ体操をする時間をつくったり、毎日のお掃除も朝食前に済ませる、などと習慣化することによって「今日はお掃除、まぁいいや」とならず、もう何年も続けられていてしっかりと定着しています。今では反対にやらないと気持ちが落ち着きません。

まとめ

習慣化は誰にでもできます。
三日坊主から卒業するために先ずはマイナスの習慣の中から1つ「やらない行動を決める」というところから始めてみませんか?
意外とダラダラとすごしていたりする無駄な時間があると思いますよ。
その時間を利用して何時になったら○○をする、と決めてしまえばそれが習慣になります。
とにかくどんな小さなことからでも良いので始めてみまましょう。きっと今までとは違う自分になれることでしょう。

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